タビィコムでは次の旅行のお小遣いを稼ぐことができる!
花フラミンゴ さんは
旅人のコミュニティ・タビィコムを利用しています!

あなたも、花フラミンゴ さんのような旅のページを簡単に持つことができます。
また多くの旅人に出会え、素敵な旅をタビィコムは提供しています。


参加する♪

【007中国・ウイグル自治区トルファン】②

  • 【007中国・ウイグル自治区トルファン】②
  • 【007中国・ウイグル自治区トルファン】②
  • 【007中国・ウイグル自治区トルファン】②
  • 【007中国・ウイグル自治区トルファン】②
  • 【007中国・ウイグル自治区トルファン】②

今日はトルファン郊外の見所を周る予定。


日中の暑さがハンパないので、少し早めに起きて出発することにした。



お財布よーし!
水筒よーし!
そして……サタールよーし!


私はサタールがフロントにいないことを確認し、足早にホテルから出る。



トルファンはご飯も葡萄も美味しく、物価も安くて好きなのだが、一つだけ問題があった。


それはサタールの事。


実は昨日イタリア人とサタールの旅行会社を訪れてしまったばかりに、目を付けられてしまっていたのだ。
ホテルを出入りする際フロント前を通らなければいけないのだが、サタールがよくフロントで待ちかまえていて、ツアーの営業を熱心にかけてくる。



う~ん、私も曖昧な返事をしているのではなく、ちゃんとキッパリ断ってるのに、サタールは本当仕事熱心だ。
他に旅行者がいなくて、たぶん生活がかかってるのは分かる。
トルファンの町は観光客が少ないのだ。


…いや、観光客が少ないからといってトルファンに魅力がない、という訳ではない。
ただトルファンはウルムチ(ウイグル1の都会)とアクセスが良いため、多くの旅行者がウルムチでツアーを組んでトルファン観光をしてしまうのだ。


そんな事情があるとはいえ、会う度会う度に営業をされるのは困ってしまう。




そんなわけで私はホテルの出入りをする度に彼がいないかサタールチェックする羽目になったのだった。



市場を抜けたところにミニバス乗り場があり、トルファン近郊への車が出ていることは昨日のうちにチェック済みだった。
きちんとバス停になっているのではなく、入ってくる車1台1台に行き先を聞かないといけない。
私は吐峪沟に行きたかったのだが、バスはいっこうに見つからなかった。


2時間近くは粘っただろうか、しかしバスは見つからなかった。

「車をチャーターした方がいいんじゃない?」
地元の人にアドバイスされ、私はそれもいいかなぁと思い出した。
すでに日は高く昇り、殺人的な太陽が私のなけなしの体力を奪いつつあった。



数台のタクシーと交渉し、安くて人の良さそうな運ちゃんに決めた。
見所を数カ所周わってもらいお値段130元。
物価の安いトルファンでは大きな金額かもしれないけど、ツアーに参加するよりは割安だ。

私は早速トルファン観光のメインであるベゼクリク千仏洞に向かった。




ベゼクリク千仏洞は5~6世紀頃から中世にかけて作られた石窟寺院で、当時の文化を伝える貴重な壁画が残っている。
しかし残念なことに20世紀のはじめに多くの壁画がはぎ取られ外国に流出してしまったため、現在残ってる物はわずかだ。

それでも石窟自体の作りは独特で、外観だけでも見ごたえがある。


現在ウイグル人のほとんどがイスラム教徒だが、その昔は仏教徒だった。
今とはきっとまるで違う世界だっただろう。

あ、でも美味しい葡萄とこの殺人太陽は同じだっただろうなと思う。
今日の気温は43℃だった。




千仏洞の近くには大きな砂丘があり、観光客で賑わっていた。
砂丘といってもサラサラの砂ではなく、荒涼とした丘だ。
そこで土産物屋のオジさんにラクダと写真を撮らないか?と言われる。


ラクダ!
 私は喜んだ。
特にフタコブラクダは自分の『萌え動物ランキングベスト5』に入る生き物なので、すぐさまラクダの元に飛んで行った!!


ラクダ使いから値段表を見せられる。

ラクダに乗って写真5元
ラクダに乗って100メートル散歩20元
ラクダに乗って丘を登る55元

私はとりあえずラクダとのツーショット写真が撮りたかったので5元の写真をお願いする。

ラクダ使いが座らせたラクダにまたがる。
そしてラクダがゆっくりと立ち上がる。
ヒトコブラクダには乗ったことあるが、フタコブの方が断然乗りやすいと思った。
コブとコブの間にスッポリとハマって乗り心地がいい。


そしてラクダ使いにデジカメを渡し、写真を撮ってもらう。

……そこまでは良かった。
ラクダも可愛かったし、満足だった。

しかしあろうことか、ラクダ使いは私を乗せて歩き始めたのだ!



「止まって!止まって!もういい、下ろして!」


私は何度も言ったが、ラクダ使いはガン無視。
どんどん歩いていく。



「ふぎゃああああ止まれええええ!!!!」

私の雄叫びもむなしくラクダはのんびり進んでいく。
飛び降りようかとも思ったけど、意外と高いし足場も悪い……



そしてしばらくしてラクダは止まり、私は下ろされた。


ラクダ使い100メートル以上歩いたから55元






な、なんだってえぇぇぇぇ!!!!!



勝手に歩いたくせに!!
しかも、どうみてもせいぜい50メートルちょいしか歩いてない!!!



私は怒った。
すると、周りにいた男達が数人集まってきた。
全員ラクダ使い。
こいつの仲間だ。


たいして歩いてないといっても、他の観光客がいる人気の多い場所からは離されていた。
逃げようにもデジカメを人質に取られている。



状況は最悪だ。
これは極力事を荒げない方がいい。



私はしょうがなく冷静に話し合う事にした。

私「ラクダで歩くつもりはなかった。それは事前に伝えた。」
ラクダ使い「でも実際は歩いた」



しばらく話して、なんとか35元で話しがまとまった。



他のラクダ使い達もこれ以上時間をかけて貧乏旅行者の相手をしていられないと判断したのだろう。
次々にやって来る新しいターゲット(観光客)の方に向かっていった。



私は解放されてから、警備員やドライバーにラクダ使いの事を話した。
しかし、みんな「ふ~ん」という感じだった。



なんだろう……
たかだか数十元でギャアギャア言うのは
おかしいのかな?


車に乗って砂丘を見上げると、ラクダが何頭も連なってまるでキャラバンのように漢民族の観光客を乗せて歩いてた。


彼らは大丈夫だろうか……
ボラれないだろうか……


そう考えてたらふと、
「漢人は高いお金を出して美味しいものを食べたり、観光したりするのが好きなんだ」という昨日のサタールの話を思い出した。


「中国の観光地ってどこも入場料が高いよね」とイタリア人と共に話していた時のサタールの言葉だ。


中国では今、国内旅行がブームである。
しかしそれは一部の都市に住む比較的裕福な中国人たちの間での話である。
旅行とはお金をかけるものであり、それがステータスになっている……



もう少し時間がたてば、旅行に対する意識も多様化してくると思うんだけど。。




次に行った吐峪沟という村はまさにそんな事を考えさせられる場所だった。


吐峪沟とは村の名前。
ウイグル族の村でも最古クラスらしく、伝統的な住居が見れるという。
私がトルファン観光で一番楽しみにしていた所だ。


入村料は30元。
村の人口は420人と聞いたが、ほとんど村人は歩いてなくて、たまにお年寄りがポツンと立ってるくらい。


おばあさんの前を通ったので挨拶すると
「家の中見せてあげるから10元」とか
「写真撮らせてあげるから5元」とか言われた。


………



村自体は古くて美しいが、それ故観光客がおしよせるため伝統的で素朴なウイグル族の村という自分の期待とは少しズレていた。
ちょっと残念。


しかし帰り際に丘の上から見渡した村の全景は息をのむ美しさだった。


吐峪沟は、観光客に開放されてからまだ数年だと聞いた。
きっと、ウイグルには観光客に開放されてない美しい村が沢山あるだろう。
私は行くことができないけれど…


車内から延々と続く火焔山を眺めながら、そんな事を考えたら何だかワクワクした。


トルファンの町に戻り、運ちゃんと別れた。


ホテルへはまた市場を通って戻る。
ウイグル族のおばちゃんたちが夕飯の買い物に精を出していた。


イキイキとしたウイグル庶民の生活が目の前に広がっているのを見ていると…


なんだかホッとして、妙に居心地の良さを感じた。



ああ、私やっぱりトルファンの町好きだなぁ!
そんな思いが湧いてきた。

この記事の付加情報

【ウイグル自治区・トルファンでのホテル】

交通賓館  30元

クーラーなし
トイレ、シャワー共同
バス亭も市場も近くとても便利!
1階に旅行会社があるが、利用する予定が無ければ近づかないのが無難。
利用する場合は、親切に対応してくれると思う。


個人的満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ ふつう

この記事の地図


地図を拡大する
コメント:コメントする
  • >yomokenさん
    ありがとうございます!!
    旅のメモや写真を残している日とそうでない日があるので、今後日によって差が出てきそう^^;
    でも楽しく書いていけたらなと思います!

    >takaboさん
    ありがとうございます!!
    次はウルムチですね♪
    ウイグル自治区は足早に駆け抜けてしまったんですが、見どころも多いしかなり勿体なかったと後悔しています。
    また行きたいなぁ~!

    花フラミンゴ 2012-02-16 22:17
  • サタールチェックwww

    フラミンゴさんの紀行文読んでると自然と顔がニヤニヤしてしまいます。。。 トルファンの次はいづこへ!?

    takabo 2012-02-14 23:53
  • なにか考えさせられますね・・・・。ちょっと前の出来ごとなのにすごくリアルで、いま現在のような描写で読んでいて楽しいです!

    yomoken 2012-02-13 22:40

コメント&投票するには、ログインしてください。

PR

海外ホテルをストリートビューで!

カテゴリ

アーカイブ

タビィコムへのご意見募集しております.